こんにちは。lupinstyleです。
上の画像は自宅のベランダから月を撮影したもの。いわゆる上弦の月です。シンプルな美しさと神秘的な月の海。クレーターも、まあまあ撮れているほうでしょうか。
月の撮影は、月齢によってそれぞれ違った魅力があって楽しいですよね。
さて、一口に写真と言ってもジャンルはさまざま。今回は「カメラを買ったら何を撮るべきか」について考えていきます。
どんなジャンルがある?
写真のジャンルと聞いてすぐに思い浮かぶのは、絶景を収めた風景写真や生き生きとした表情が描写された人物写真(ポートレート)。
また、今回掲載したような天体写真も一つのジャンルですし、鉄道写真やストリート・スナップも人気があります。芸術家肌の方は、静物写真にも興味があることでしょう。
それぞれの分野で高名な写真家の作品を見ると、目を見張るような迫力があります。好みの問題はあるにせよ、一流の写真というのはどれも上手く被写体が表現されています。
たとえパパラッチ(主に、有名人のスキャンダラスな写真を撮るカメラマンの俗称)が撮った写真でも、倫理的な善し悪しを離れ写真の出来という話をすれば、そこには記録としての重みや暴力的なほどの訴求力が秘められています。
このようにあらゆる物が被写体となり得るうえ、どのジャンルでも力量が求められる(上達し甲斐がある)ので、自分がどんな写真を撮っていくべきか悩んでしまうのも無理はありません。
飽きない被写体を撮る
様々なジャンルがあるなかで、自分が一体何を撮っていけば良いのか。
写真を撮る人にとっては重要な問題です。人に聞けば「そんなもん好きな写真を撮れば良いんだよ」という答えが返ってくるに決まっています。
そもそも自分がどの分野の写真を「良い」「自分でも撮ってみたい」と思えるのか。それが分からなければジャンルの決めようがありません。
スタンダードな解決法としては、ジャンルごとに有名な写真家の作品を鑑賞してみて、一番興味が出た分野の写真を撮ってみることでしょう。運よくロールモデルとなる写真家を見付けることができれば、構図なども参考にできるし一層楽しくなります。
ただし、趣味で写真を撮るのですから、僕自身は撮っていて飽きないことを重要視しています。
たとえば天体写真。同じ月を撮るにしても、月齢による違いや雲のかかり方、ホワイトバランスの調整でまったく違った趣きになります。後述する肖像権が問題にならないことも、隠れたメリットとして挙げられます。
単純に飽きが来ないという意味では、言うまでもなくストリート・スナップも選択肢の一つ。撮影の都度、違った街へ繰り出せば新鮮さを失うことがないのです。
あくまでも例ですが、写真のジャンルに迷っている方の参考になればと思います。
撮るうえで注意すべきこと
躍動感のある鉄道写真を撮りたくて立ち入り禁止場所に入ってしまう──。いわゆる「撮り鉄」に良い印象がない一因です。言うまでもありませんけど、勝手に私有地に入ってしまうのは法に触れる行為ですので絶対にやめましょう。
そして、どんなジャンルにせよ気を遣わなければならないのが肖像権。明確に撮影を禁止している場合は、きちんと管理者等に話して許可を得るか、素直に諦めるべきです。
また、誰かが撮られたくないと思っている物を知らず知らずのうちに撮ってしまっている場合もあります。通行人の顔貌などはその最たる例でしょう。人物が判別ができるような写真は無許可で撮るべきではないし、最低でも分からないようにデジタル処理をすべきです。
車のナンバーも写真では伏せるべき情報ですし、ポスターなんかも著作物に当たりますからメインの被写体として撮影しないほうが賢明です。